People 03
測ってきた点群データを合成し、
絵になっているのを見たときは
感動しました。
測量
M.K
Entered in 2021
中部テックに、入社しようと思ったきっかけは何ですか?
大学生の時に測量学を受講し、測量という世界を知り興味を持ったことと、女性が少ない専門性の高い業種で活躍してみたいと思ったからです。
現在の仕事内容を教えてください。
土地区画整理事業の出来形確認測量です。
出来形確認測量は、土地区画整理事業の終盤に行われる区域内の土地の面積を確定するための測量です。
現地の境界杭、塀や家の軒などの構造物を測り、構造物が他の土地に越境しないように境界を計算し、土地の面積を確定させます。その後コンクリート杭や金属標などの永久境界標を設置します。
私は、鉄道の高架が民地に越境しているか確認するために、地上型レーザースキャナを用いた3次元点群測量を行ないました。現場は鉄道の高架のすぐ隣に家屋があるところで、鉄道の高架にレーザーを当てなければいけないため、高架と家屋の隙間にレーザースキャナを据えて測量を行ないました。
測ってきた点群データを合成し、絵になっているのを見たときは感動しました。
仕事にやりがいを感じる点を教えてください。
今までは発注者の方に見ていただいていたのは2次元の図面でした。しかし、2次元の図面からはイメージが難しいこともあります。
そこで、3次元点群測量から作成したモデルを見ていただくことで、現場の様子を大変理解していただきやすくなりました。
現場が危険なところや確認が難しい箇所でも、安全かつ分かりやすいため、発注者から大変好評でした。自分が作成したものに対して、いい反応が返ってきたときに嬉しいと感じました。
今後の目標を教えてください。
3次元点群測量は扱うデータサイズが大変大きいため、現場後の編集に時間がかかってしまいます。
しかし、現場での点群の取得方法や使用機械の選別等より効率的に作業を行い、編集時間を短縮し、発注者へより良いものを提供できるよう業務に従事していきたいです。
また、ドローンを用いた3次元点群測量をやってみたいと思っています。
最後に求職者の方へのメッセージをお願いします!
最近の測量業界はDX化が進み、現場での作業量が以前と比較して減少し、機械の軽量化もあり、女性が活躍できる場があります。
また、地上型レーザースキャナやUAV(ドローン)を用いた3次元点群測量によるモデリング等情報処理技術が求められる業務が増えていますので、女性が活躍できる分野も広がっています。
私たちが扱う空間情報は、国土から社会生活まであらゆるところで利活用されています。その空間情報構築の技術である測量分野で活躍してみませんか。